小平市立学校版感染症予防ガイドライン(新型コロナウイルス感染症)が改訂
4/4に小平市立学校版感染症予防ガイドライン(新型コロナウイルス感染症)が改訂されました。
下記よりご確認いただけます。
https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/files/85723/085723/att_0000015.pdf
3月、紹介議員の安竹議員と、当会のメンバー3人で教育委員会の方にお会いし、4月からの学校活動についてどのような指導をしていただきたいかという内容をお話しするお時間をいただきました。私たちの話を親身に聞いてくださり、しっかりと受け止めてくださいました。
それを受け、下記のの変更・追加がありました!
1)マスク着用で息苦しい時の対応
11月改訂
気候の状況等により、熱中症などの健康被害が発生する可能性が高いと判断した場合は、マスクを外す。熱中症も命に関わる危険があることを踏まえ、熱中症への対応を優先させる。児童・生徒本人が暑さで息苦しいと感じた時などには、マスクを外したり、一時的に片耳だけかけて呼吸したりするなど、自身の判断でも適切に対応できるように指導する。
4月改訂
教職員は、熱中症などの健康被害を踏まえ、気候の状況や活動内容からマスク着用による健康への影響が大きい場面を適切に判断し、児童・生徒にマスクを外すよう指導する。また、児童・生徒本人が息苦しいと感じた時などには、マスクを外したり、一時的に片耳だけかけて呼吸したりするなど、自らの心身の状況に応じて、児童・生徒自らが適切に対応できるように指導する。
という変更があり、熱中症のみならず、さまざまな状況で子どもが「苦しい」と感じた時に子どもが体調が悪くなる前に無理をせず、マスクをはずしてもよいと指導していただける内容になっています。
2)差別や圧力に対する指導
11月の改訂ではなかった
アレルギーや心身の状況 等の理由により、マスクを着用 することが できない 児童・生徒や 、常時マスクを着用することについて 、不安や不調等を感じる 児童・生徒に対して、差別や偏見が生じることがないよう指導する。
という一文を追加、そして、「3感染者、濃厚接触者等に対する偏見や差別 への対処」という項目について
11月の改訂では、
感染者、濃厚接触者とその家族、感染者の対策や治療にあたる医療従事者とその家族に対する偏見や差別につながるような行為は断じて許されないものである。新型コロナウイルス感染症に関する適切な知識を基に、このような偏見や差別が生じないように、発達の段階に応じた指導を行う。
であったのに対し、
4月改訂版では、
感染者、濃厚接触者とその家族、感染者の対策や治療にあたる医療従事者とその家族に対する偏見や差別につながるような行為は断じて許されないものであ る。 新型コロナウイルス感染症に関する適切な知識を基に、このような偏見や差別が生じないように、発達の段階に応じた指導を行う。 また、ワクチン接種の有無に関わる個人情報への取り扱いやマスク着用の有無に関する偏見や差別についても同様に指導を行う。
と、マスク着用有無についても記述していただいています。
請願内容の2(差別等生じないように指導)と3(ガイドラインへの記載)の一部については、ここで採用していただいたことと私たちも考えており、請願が通っての最初のガイドライン改定において反映していただいたことを教育委員会の皆さまに感謝をお伝えしたいと思っております。お忙しいところ、ありがとうございました。
ただ、1(常時マスク着用による長期的な影響について正確なデータがないことの周知)に関しては、今回のガイドラインに反映していただくことが叶いませんでした。1に関しての周知はガイドラインだけではなく、先生方からの口頭でのご指導や学校配布物でからも可能なことと思っておりますし、次回のガイドライン改定までに検討していただきたいと私たちとしては強く思っております。
また、4(給食の喫食方法)に関しては、「児童・生徒が対面して喫食する形態を避け、会話を控える。喫食の際、マスクは喫食直前に外し、喫食後は速やかにマスクを着用する。」(11月改訂版)となっていたものが「児童・生徒が対面して喫食する形態を避け、飛沫を飛ばさないよう、会話を控える。喫食の際、マスクは直前に外し、喫食後はマスクを着用する。」(4月改訂版)となり、若干優しい表現に変更していただいています。ただ、この内容に関しては、私たちのお伝えしたかったことが十分に伝わっていないと感じており、今後もしっかりと意図を伝えていき、ご対応いただけることを期待したいと思っております。
署名のご協力をしていただいた方には、反映されていない項目があることで残念な思いをさせてしまっているのではないかと思い、また、子どもたちのことを思うと、1日も早く!と願うばかりで大変心苦しいです。すべての請願内容が実行され、その内容が現場に届いていくところまで私たちも引き続きしっかりと活動を続けてまいります。引き続き見守っていただけますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
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